メカニズム
V6 3.0L DOHC 24バルブエンジン
最高出力155kW/6,000rpm、最大トルク290Nm/3,750rpm。このエンジンの特質は強く安定したトルク特性です。それを生み出すのが可変タイミングシステム。これはエンジン回転数に応じてバルブタイミングを連続的に変化させていくもので、すべての回転域で理想的な充填効率が得られ、エンジンに生き生きとしたダイナミックな力を生み出します。さらに特筆すべきは、デュアルモードアクティブサイレンサーを装着したエキゾーストシステムです。これは運転状況に応じてサイレンサーへの排気ガス供給を制御するもので、低回転域では優れた静粛性を、高回転域ではスポーティなエンジンに相応しい心地よいエキゾーストサウンドを奏でます。
V6 3.0Lエンジンの実力を最大限に引き出す6速AT
オートマチックモードとポルシェティプトロニックシステム™によるシーケンシャル(マニュアル)モードを併せ持つ6速 ATです。オートマチックモードでは、低いギア比を持つ第1速による強く滑らかな発進加速、シフトショックのない滑らかでダイナミックな加速、そしてオーバードライブ的ポジションの第6速によって静粛性に満ちた快適な高速巡航性能を発揮します。すべてのギアポジションでロックアップでき、燃費の向上にも貢献しています。また、通常のノーマルモードに加えて"スポーツ""スノー"の3モードを任意に選べるほか、ドライバーの運転特性や道路条件、エンジンの状態に応じて最適のシフトプログラムを選択する学習機能も備えています。一方、シーケンシャルモードではシフト操作によって、マニュアル車に匹敵するスポーティなドライビングが楽しめます。走行中のシフトポジションはメーターナセル中央のディスプレイに表示されます。
前輪ダブルウィッシュボーン
ヨーロッパのモータースポーツにおける豊富な経験とノウハウが反映されたサスペンションです。このシステムでは、ホイールアライメントが路面から受ける上下方向の動きに影響されず適正値を維持するため、ロードホールディングと操縦性を最大限に発揮できます。サブフレームを含めた構成部材には、鋳造アルミ合金、それをプレスしたコバプレスアルミ、プレス鋼板、鍛造鋼、鋳鉄など、多彩な材質を文字通り適材適所に使い分けています。これによってより強く、より軽い足回りを作り上げ、あらゆる路面状況下での優れた車体バランスとステアリングフィールを生み出しています。
後輪マルチリンク
開発の主眼は軽量コンパクト化とロードホールディングのさらなる向上です。アッセンブリは剛性の確保と軽量化を両立させており、車体内側に傾斜したスプリングとショックアブソーバーはトランク/ラゲッジルームのスペース効率を向上させています。システムは強固なクロスメンバに組み込まれています。このクロスメンバは中央部にアルミニウム合金、両サイドには鍛造アルミニウムという2種類の材質を組み合わせています。その結果、上下の動きに対しては柔軟性を持ち、左右の動きに対しては剛性を持つという優れた特質を生み出し、柔らかな乗り心地と安定性という相反する要素を両立させました。