プジョーの歴史 1919-1946

大衆化の時代

主な出来事

クアドリレット(四輪車)Type 161

1919 - 1920

新型プジョー10馬力モデル(Type 163)が登場、続いてクアドリレット(Type 161)が発表されました。これは、戦前のベベ・プジョーからインスピレーションを得た経済性に優れたモデルでした。1920年、25馬力のバルブレス6気筒エンジンを搭載した最初のプジョーモデル(Type 156)が発表されました。これは、ソショー工場で作った第一号車両です。
この年、ソショーに精錬所が建設されました。

1923 - 1925

プジョーの全モデルに、四輪ブレーキが標準あるいはオプションで採用されました。
1923~25年の間に、年間生産台数が10,000台から20,000台に伸びました。
また、プジョーの100,000台目の車両が1925年に工場から出荷されました。

201 セダン

1926

オートモビル・サイクル・プジョー社が、Automobiles Peugeot(オートモビル・プジョー社)とCycles Peugeot(サイクル・プジョー社)の二社に分かれました。プジョーはパリ・モーターショーでLumineuseボディを出展し、“明るい光”を意味するこのモデルは、サンルーフの先駆けで、それ以降プジョーの特徴的なボディタイプとなります。この年、ソショーに自動車ボディー製造工場が建設されました。

1928

ジャン=ピエール・プジョーの方針で、ソショー・モンベリアール工場で集中生産がスタートしました。また、ディーゼルエンジンを搭載した最初のプジョーが登場しました。リール工場(CLMリール・エンジン会社)はこの後、ディーゼルエンジンの組み立て専用工場となりました。このエンジンは、トラック、農耕車両、工事用に販売されました。

SIX PEUGEOT

1929

201と名付けられた6馬力モデルがデビューしました。201は、プジョーの伝統となっている真ん中に0を入れた3桁数字のネーミングを初めて与えられたモデルです。
201は1931年に世界で初めて、前輪に独立懸架式のサスペンションを標準採用したモデルです。この201は大ヒットを収め、プジョーが1930年代の経済危機を乗り越える足がかりとなりました。

1929 PHOTO

301

1932 - 1933

1932年、301が発売されました。経済恐慌に見舞われ、プジョーにとって最も困難な年で、生産台数は43,000台(1930年)から28,000台(1932年)に転落しましたが、1933年には、201と301のお陰で36,000台に回復しました。
1933年には、エアロダイナミック・デザインを採用したプジョー全シリーズが発表されました。新シリーズは、弾丸型ヘッドランプ、わずかに傾斜したラジエータ・グリル、および急降下するようなラインを描くフェンダーが特徴となっています。同時に「長く裾を引いたドレス」のように流れる形状のエアロダイナミック301も発表されました。
この年、最初のプジョー電動工具も発売されました。

1934

シリーズ最高峰の6気筒エンジンモデルの601が発表されました。
工業デザイナーのポーリンならびにボディー会社との協力で生まれた401シャーシを使い、世界初のリトラクタブルルーフを備えた401エクリプスが発売されました。このアイディアは数年後、フォード、ベンツで採用され、1998年には、プジョーも20 ♥ で新しい時代のオープンカーを発表しました。
401が発表され、いわゆるビーバー・テイル型ボディーが全シリーズに採用されました。

402 ダールマ

1935 - 1938

402で、プジョーは初めてエアロダイナミック・ボディーを発表。これが有名なソショー・ロケット型です。1938年にコタル・エレクトロ・メカニカル・トランスミッションを装備するセミ・オートマチック仕様が提案され、続いてディーゼルエンジン搭載の準備が進められました。1938年には年間生産台数が50,000台に達し、フランス国内における総生産台数の4分の1を占めるようになりました。
ソショー工場の従業員数は1,300名に達しました。

1939 - 1945

1939年、戦時計画の一環として、ソショー工場での生産は、暫時ボルドーに移されました。ソショー工場は1940年にドイツ軍に占領され、1943年にはイギリス空軍に爆撃されました。ドイツ軍へのレジスタンス活動を支持する経営者、管理者、従業員が数人ドイツに強制移送されました。
ソショー工場は1944年11月に解放されましたが、工場は破壊され、生産再開の目処が立たない状況でした。
1946年、商用車DMAとプジョーの基本モデルである202によって車両生産が再開。この年、14,000台がソショー工場で生産されました。